アルティメット
エキサイティングファイターズ
外伝8
〜覆面の探索者〜
     アルティメットエキサイティングファイターズ・外伝8 〜覆面の探索者〜
    〜第2部・第1話 新国家4〜
オルドラ「・・・マスターがそこまで言い切るのだから、俺達も誠心誠意応えねば失礼だ。何処まで
     できるかは分からんが、俺もそれなりにやってみせるよ。」
イザネア「お義父様と同じく、私も全身全霊を以て挑ませて頂きます。お任せ下さいませ。」
イザデラ「妹達が張り切っている手前、姉の私も奮起せねば張り合いがありませんね。」
    沈黙を破ったのはオルドラだった。その彼に義理の娘のイザネア、姉のイザデラが続く。
   イザリアも含め、4人はカリスマ性が非常に高く、移住した全員から大変慕われている。魔王
   や大魔王や魔女の役割から、聖王と大聖王と聖女に変わった証拠だろう。
ミスターT「魔王が聖王、か。」
サラ「魔王の斧が聖王の斧に変化ですね。」
セラ「盾でも良いと思います。指輪を使った増殖もお忘れなく。」
ミツキ「歌を歌ってやるわぅ! 教授ぅ〜♪」
ミスターT「何とも・・・。」
   案の定の展開だ。魔王や聖王の単語から、某ゲームを連想させる3人。それに元ネタを知る
   面々は爆笑し、知らない面々も釣られて笑ってしまう。この連携プレイは凄まじいわ。
ナツミA「はぁ・・・気張ったのが取り越し苦労な感じと。」
ミスターT「お互いに大変だわな。」
ラフィナ「役得ですよ役得、むふっ♪」
エリシェ「はぁ・・・。」
   ボケとツッコミと溜め息と。それでも、それらで周りに笑いを起こしているのは間違いない。
   その何気ない言動で、意外なほど助かる場面も多々ある。前にも挙げたが、これを狙っての
   行動であれば、本当に怖ろしい事この上ない。

    とりあえず、新たな方針を決めつつ、次の行動に移る事にした。新大陸の調査は粗方済んだ
   ので、生活圏の確立となる。先ずは集落的なコミュニティを作る事から始めねば。


    今回は、新リューヴィスとなる都市を中央に据え置く事にした。有事の際は堅牢な大砦と
   して機能させると同時に、全ての人物を守り切るという場所に定めた。そこを守り抜くのが、
   リューヴィス女傑陣である。その周辺を、新デハラードと新シュリーベルで固める流れになる
   という。

    エリシェやラフィナは新国家の樹立と題しているが、王城みたいな巨大な城は建てないとの
   事だ。それ自体が権力の象徴になってしまうのを、危惧してのものと判断したためである。
   ここは今後、移住人達の意思を尊重していく形になる。

    ちなみに、新大陸にも宇宙船があるのだが、それは同大陸の海中に沈んでいる。丁度桟橋の
   北側に鎮座している。旧デハラードと魔大陸の同船は、既に数万年ほど稼動していない状態
   らしい。しかし、絶対に朽ちる事がない材質なため、何時でも稼動できるとの事だ。

    更に規模の問題から、地中に埋没している場合は大変危険である。新大陸の船は近海にある
   ため問題はない。だが、他の2隻は地中に埋まっているため、稼動させた場合は大惨事に発展
   する。オルドラ達が旧デハラードから撤退した理由はこれである。

    それに、王城共が旧世代の遺産となる、宇宙船を稼動させようとするのは目に見えている。
   地球で実行する場合は、技術力のみの概念だけだったため不可能だった。しかし、異世界惑星
   では、魔力や魔法の概念がある。強制的に稼動させてくるのは十分予想できる。

    最終的には、宇宙船同士か“巨大兵装”での戦いとなるだろうか。壮絶的な様相になると
   思われるが、幸いにもバリアとシールドの防御機構がある。仮に相手が使って来たとしても、
   それ以上のテクノロジーは使えない。そう、バリア・シールド貫通能力だ。

    結局は、地球での各事変の最後の流れに帰結する訳か。超絶的な力を前にすれば、それに
   酔い痴れるのが愚者共の末路だ。それでも、俺が進むべき道は決まっている。



ルビナ「では、この布陣で立地の切り開きをしてよろしいのですね?」
エリシェ「はい、先ずは更地にしていきましょう。」
ミュティヌ「私達の出番ですたい!」
    周辺地形の整地を行いだす一同。ここはギガンテス一族はミュティ・シスターズの力と、
   ドラゴンハート一族はルビナの力に頼るしかない。前者は超怪力、後者は超能力が使える。
   巨木などを根刮ぎ引き抜き、それらを軽々と運ぶのは4人が適任だ。
ラフィナ「マスターはどうされます?」
ミスターT「俺は港の守備だろう。新大陸は断崖絶壁で、一切の侵入を許さない。この港だけが唯一
      のウィークポイントだからな。海賊共や王城共が攻め込んで来そうだったら、片っ端
      から叩き潰してやる。」
ラフィナ「了解です。」
   新シュリーベルの沖合いには、レプリカ大和が鎮座している。不測の事態には大活躍するが、
   敵の上陸者を監視する必要がある。特に海賊共や王城共がそれだろう。
イザリア「先ずは新リューヴィスの設立を最優先と。そこに街並みを揃えつつ、他の街も構築して
     行く感じで。」
ミスターT「リューヴィスの女性陣が安心して過ごせる場所を、最優先で作ってくれ。全ての行動が
      終わるまでは、そこがコミュニティになるが、後に中心都市になるだろうから我慢して
      貰うしかない。」
ネルビア「大丈夫です、皆さん全て理解していますから。」
エメリナ「私達にお任せ下さい。」
   2人の言葉に、力強く頷くリューヴィスの女性陣。冒険者や啓示から解放された妹達は、正に
   自由人の如く動き回っている。これが本来の彼女達の姿だろうな。結局、冒険者や啓示やらは
   足枷にしか過ぎなかった訳だ。実に皮肉な話である。

    次の行動を開始する一同。3大都市の主力陣と、身内の主力陣が共同で開発へと乗り出して
   いく。この場合は、3大都市の主力陣を中心とした行動が望ましい。主役は彼らなのだから。

    不測の事態や通常の行動に関して、必要となる道具類の製造は四天王とオルドラが担って
   いる。特に四天王の技術力はオルドラ顔負けであり、総意の武器や防具や道具などを作って
   回っている。

    本来ならミュティ・シスターズも合わさってこそだが、今は出払っているため彼らだけでの
   作業となる。ちなみに、工具類は地球から持ち込んだものが数多い。食料や物資なども全て
   該当する。

    後半へと続く。

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