2nd 任務
2nd
任務


あたりにMTの残骸が転がる中、煙から無傷のサーティーンデスが出てくる。
「任務、終了・・・」
「・・・見事だ、ここまでやれるとは思わなかった・・。」
「これで入隊は認めてくれるんだろうな?」
「ああ、約束は守る、では基地に戻ろう、そこにいると増援が来る・・・。」

タロットofナンバー基地
「ここが君の部屋だ、ひとまず休むがいい。」
部屋は広いわけではなかった、だが以外に落ち着きやすかった。
(・・・・・少し眠るか・・・起きてても時間が無駄だ・・・。)
うとうとと眠りかけた、そのとき。
「わぁぁぁーーーーーーっい!!」
「な、何だ?」
ドアをぶち破り、そこにいたのは一人の少女であった。
「おいコラ、ピース、暴れるな!!」
後からがたいのいい大きな男が出てくる。
「お前ら・・・何だ・・・?」
「ピースでーす!!珍しく新しい人が来たって聞いて
入隊祝いにきました~!!」
(・・・・騒がしい女だ・・・)
「俺はナイトだ!宜しく!!」
(・・・馴れ馴れしいやつだな・・・)
「ねぇねぇ!何でここに入ったの?」
ピースがうるさく聞いてくる。
「お前らには関係ない、とっとと帰ってくれないか?」
「つれんやつだな・・・基地の案内でもしてやろうと思ったのに」
「必要ない、自分で覚える・・・。」
「そうか、しかたないな・・・ピース、帰るぞ」
「ちぇ~・・・んじゃ、ばいば~い」
二人が部屋を出て行く。
(目が完全にさめてしまったな・・・・・ガレージにでも行くか・・・)

タロットofナンバー、ガレージ
「よう!!アビス、お前の機体ずいぶん変わってるな。」
さっきの男、ナイトがサーティーンデスを見ながら話しかけてきた。
(・・・・・今日は運が悪い・・・)
「何暗い顔してんだよ!!」
ナイトのバカでかい声が耳に障る。
「・・・・どうでもいいが馴れ馴れしく呼ぶな・・。」
「ハハハハ!!そう言うな!!じゃあな、またな!!」
「・・・・(二度と会うか・・・)そうだ、おいナイト。」
アビスがナイトを呼び止める。
「ん?何だ?」
「この基地は今は停止してるのか?」
「ああ、ディスティニィが明後日までは止めとくといってたな
まぁとりあえず今日はもう外に出ないことだ。
夜この基地は外からの入り口をすべて閉じるからな、締め出されるぞ。」
ナイトはそう言い残し去っていった。

アビスの部屋
「・・・・・・。」
「ハロー!!」
さっきの女、ピースが何故か部屋にいた。
「・・・何してる・・・」
「いや、何かさっき不機嫌そうだったから、今どうかなぁ~って」
「・・・・悪かったな・・・不機嫌そうで・・・早く出てってくれないか?
俺は寝たいんだが?」
「いやさ、一応君について色々聞いておこうと思ってね」
勝手に話がすすめられていく。
(・・話を聞いてないな・・・)
「ねぇ、聞いてる?」
「・・・・いいから、出てけ、今すぐ。」
「え~、言いじゃん別に~」
「早く出ろ・・・。」
無理やりピースを外に押し出す。
「あ、ちょと~・・・」
ドアを強く閉め、ベッドに横たわる。
(・・・疲れた)
今度はすぐに眠りに着けた。

次の日
(・・・早めに出よう・・・またあいつらに見つかると面倒だ・・・)
べッドから立ち上がった直後、一人の男が部屋に入ってきた
「仕事だ、起きろ」
「・・・わかった・・・今行く・・。」

ガレージ
「早速の依頼だが、ACの撃破だ・・・」
(・・・・やっとやりがいのある仕事が来たか・・・)
話が続けられていく
「相手はアリーナ上位に位置している強敵だ、念のためもう二機向かわす。」
「必要ない・・・」
「・・・・相手は数機確認されている、それと貴様の理由で任務の内容を
変更することは無い。」
「・・・了解・・・その他の二人は?」
アビスに嫌な予感が走る。
「ナイトとピースだ、詳しいことは・・・」
「・・・いや・・・必要ない・・・」
「・・・そうか?二人は輸送機に既に乗っている、早く行け。」
「あ、ああ・・・」

輸送機
「よう!!元気か!?」
(・・・・最悪だ・・・)
「どうも~。」
(・・・・なんでこうなるんだ?)
「ま、楽に行こうぜ?」
(・・・・)
「・・・ねぇ?」
(・・・・)
「・・・お~い?」
(・・・こいつらは無視だ・・・相手にしない)
輸送機が作戦ポイントに到着する。
~投稿者 アビスさん~

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